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深雪なタクシー

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概要

あなたは遠出した帰り道、ひどい吹雪に見舞われる。 やっと捕まえたタクシーに乗り込むと、運転手が話しかけてきた。 「実は私、ヒューマノイドなのです。 少しの間、会話に興じていただけませんか?」 システム:クトゥルフ神話TRPG(第六版)/新クトゥルフ神話TRPG(第七版) 舞台設定:現代以降(近未来SF可)/国籍問わず/具体的な西暦なし/冬 想定人数:1KP、1PL 推奨技能:<目星>哲学的命題に興じる心の余裕 目安時間:1時間から(対面・ボイスセッション想定) 難易度 :低(ロストなし) 物語傾向:クローズド/新規継続問わず/思考実験・ロールプレイメイン/<正気度>回復/一本道/哲学的な問いの探求/神話要素薄め 注意事項:おしゃべりな人型ロボットNPCと哲学的探究をするシナリオです。 命題は全て、ジュリアン=バジーニ 著、向井和美 訳『100の思考実験 – あなたはどこまで考えられるか』(2012年3月8日 紀伊国屋書店)(以下『100の思考実験』)という書籍から取り上げたものです。 筆者の愛読書の一つなので、皆さんも是非ご一読ください。 [こんな人におすすめ] ・<正気度>を回復させたい探索者がいる ・NPCとまったり会話したい ・哲学的な議題に興じたい ・さくっとプレイしたい [ネタバレなし導入] 探索者は、気がつくとタクシーの後部座席に座っていた。 「お目覚めですか? 残念ながら、経路は未だ渋滞しています」 淡々とした機械的な口調に顔をあげると、赤い車の停止ランプが、どこまでも果てしなく続いていた。 探索者はぎょっとする。振り返ったその人物の顔は、柔らかい皮膚ではなく、鋼鉄とケーブルで出来ていた。髪の毛のような、頭部の黒い配線が揺れる。 「やっとお気づきのようですね。私は自動操縦ヒューマノイドロボット、型番003-YK、通称ミユキです。どうぞお見知りおきを」 無機質な合成音声が車内に響く。 [改訂履歴] 2022/08/16 ver.1.2:クレジット修正、改訂履歴追加 2023/05/02 ver.1.3:利用規約修正、ルーム修正 2023/07/07 ver.1.4:軽微な修正 2025/04/26 ver.2.0:クレジット更新、書式ブラッシュアップ、一部ダイスロール・ステータス調整

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