クトゥルフ神話TRPGって?
公式ホームページが最も詳しいので、まずは以下のサイトをご覧ください。
https://product.kadokawa.co.jp/cthulhu/play/entry-329438.html
TRPGとは?
TRPG(Table talk RollPraying Game)とは、
・机上で(テーブル)
・話し合いながら(トーク)
・役割を演じて(ロールプレイング)
・遊ぶ(ゲーム)
ことを指します。頭文字を取ってティーアールピージーと呼ばれます。
どうやって遊ぶの?
TRPGでは、進行役とプレイヤー役に分かれて、複数人で遊ぶことが多いです(一人用もあります)。
進行役は、ルールブックと呼ばれる書籍と、
シナリオと呼ばれるゲーム脚本を参考にしながら、プレイヤーに状況を提示します。
プレイヤーは、提示された状況に対して、キャラクターの反応を示します。
進行役「さあ、モンスターが現れたよ!」
プレイヤー「よし! 戦うぞ! 勇者は剣を構えます!」
ここはとあるTRPGのセッション(現場)です。早速、勇者の前にモンスターが現れました。
しかしタダでは倒せません。
ここでダイス(サイコロ)を振り、モンスターを無事倒せるかどうかを判定します。
プレイヤー「6面ダイスを振ります。3~6が出たら攻撃成功! えいっ!」
ダイス「コロコロ……2!」
進行役「あちゃー。攻撃は当たりませんでした。あなたは剣をからぶりします」
もちろん進行役もダイスを振ります。
進行役「ではこちらの攻撃です。5か6が出たらモンスターの攻撃が成功します」
ダイス「コロコロ……5!」
進行役「成功しました。モンスターは斧を振り下ろします! ダメージは4面ダイスを振ります」
(※4面ダイス:1から4の値が出るサイコロ。鋭利な形をしているため、踏むと痛い)
ダイス「コロコロ……3!」
プレイヤー「むむむ。これは痛い! 勇者のHPが3減って……残りは9です」
進行役「いいところに当たりましたね。勇者は思わずふらつきます」
どうでしょうか。TPRGの雰囲気が分かってきたと思います。
え? 機械でやるゲームと変わらない? 自分で計算しなきゃいけないから面倒?
チッチッチ。ここからが面白いところです。
プレイヤー「よし、次のターンは回復しよう。最初の村から持ってきたお弁当を食べます」
進行役「お弁当の回復量は……3面ダイスの出た目ですね」
(※3面ダイス:1から3の値が出るサイコロ。6面ダイスの出目を2で割ることで代用可)
プレイヤー「進行役! このお弁当は勇者に想いを寄せている、村の女の子が作ったんです」
進行役「ほう?」
プレイヤー「勇者もその女の子のことが気になってて……普通のお弁当より力が出ると思うんです!」
進行役「よろしい。それでは出目にプラス1した値、回復していいですよ」
プレイヤー「やったあ!」
機械のゲームでは、お弁当の回復量は決まっていて融通は利きません。
しかしTRPGなら、進行役の柔軟な対応で、どんなプレイも可能になります。
プレイヤー「良い出目出ろ~……」
ダイス「コロコロ……3!」
プレイヤー「やった! 3+1で、4回復します!」
進行役「黒字ですね。超元気もりもり」
プレイヤー「あの子は料理も上手なんだなあ! ますます気になっちゃう」
このように、自分のキャラクターだけのオリジナルのストーリーを、進行役とプレイヤーで協力しながら編み上げる遊びが、TRPGです。
現在はインターネットで検索をすると、多くのリプレイ動画やセッションの記録が見つかりますので、雰囲気を掴む参考にしてみてください。
クトゥルフ神話って?
非常にややこしい経緯で成立した、架空の神話体系です。
詳しい解説は他サイトに譲り、ここではざっくりとした紹介だけに留めます。
時は20世紀、ハワード・フィリップス・ラヴクラフトというアメリカの小説家が、ホラー小説を何冊も書きました。
その中に登場する恐ろしい化け物たちは、人類よりもはるか昔から地球に住んでいるらしいのです。
化け物たちは神様のような強大な力を持っており、それぞれが敵対関係や、親戚関係にあります。
ラヴクラフトさんは、この化け物たちを繰り返しいろんな小説に登場させました。
化け物たちは、小説一冊だけには収まらない、ひとつのシリーズ世界観として認識されるようになりました。
ラヴクラフトさんのお友達であるフランク・ベルナップ・ロングさんや、
クラーク・アシュトン・スミスさん、オーガスト・ダーレスさんたちは、
この架空の化け物たちについて話し合い、一緒に世界観を作り上げて行きました。
それはラヴクラフトさんの死後も続けられ、架空の神話体系としてまとめられました。
こうして整理された、化け物たちの神話体系が「クトゥルフ神話」と呼ばれます。
とてもざっくりとした話になりますので、詳しいことはご自身で調べてみてください。
つまりクトゥルフ神話TRPGって?
ラヴクラフトさんたちによって作り上げられた「クトゥルフ神話」という世界観を、
TRPGという遊びに落とし込んだものです。
アメリカでTRPG「Call of Cthulhu」が販売されたのは1981年。
日本に初めて「クトゥルフ神話TRPG」がやってきたのは1986年です。CoCという略称で呼ばれることもあります。
2010年代後半辺りからTRPGが再ブームとなり、多くの人に愛され、恐れられています。
TRPGを遊ぶためには、どのタイミングでどのサイコロを振るか、などが書かれたルールブックが必要です。
「クトゥルフ神話TRPG」の場合は『クトゥルフ神話TRPG』『新・クトゥルフ神話TRPG』という書籍がルールブックにあたります。
日本だと前者が2004年、後者が2019年発売で、ルールが大幅に改定されているため、
遊ぶ時には、シナリオ(ゲーム脚本)がどちらのルールブックを採用しているか、よく確認しましょう。
当サイトでは『クトゥルフ神話TRPG』を「第六版」、『新・クトゥルフ神話TRPG』を「第七版」と呼んでいます。
一緒に遊んでくれる人ってどこにいるの?
もしあなたにお友達がいるのなら、「一緒にやってみない?」と誘ってみましょう。ルールは友達と一緒に覚えて行けば大丈夫です。
もしあなたが都会に住んでいるのなら、近くにボードゲームカフェや、ボードゲームイベントがないか検索してみましょう。試遊会などが開催されているかもしれません。勇気を出して参加してみましょう。
もしあなたがSNSをやっているのなら、「やってみたいんですけど、一緒に遊んでくれる人はいませんか?」と声を上げてみましょう。タグ付けもお忘れなく。きっと誰かが反応してくれます。
もしあなたが「一緒に遊ぶ友達がいない……ルールも分からない」「近くにボードゲームやっているところもなさそう。知らない人といきなり対面でやるのは怖い」「SNSでも反応をもらえない!」「でもどうしてもTRPGを遊んでみたい!」となったら……
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